2009年09月12日
2009年09月12日
2009年09月10日
逆卍

京都にはたくさんの地蔵祠がある。その中には卍マークが左向きではなく、右向きになっているものがかなりの数存在するという。
その話を聞いて以来、祠を見掛けるたびにチェックしてしているものの、僕はまだ三つしか見つけていない。
2009年09月09日
鳥翔
鳥翔(とりしょう)は四条大宮駅近くに最近できた居酒屋である。立ち飲み屋のてらが入っている新宿会館からすぐの場所で、錦からも行けるし、大宮通りからも入れるが、どちらかと言えば看板がすぐ見える錦から行った方が分かりやすい。昨日、西院の才と藤で飲んだ後、ふらりと寄ってみた。
ここは女将であるトモさんと息子さん(若大将とでも呼ぼうか)がやっている小さくてとても落ち着けるお店だ。隅々まで掃除が行き届いていて、居心地がいい。
生中500円、瓶ビール600円、焼き鳥一本150円から。その他にもお造りなどの魚系メニューもある。付き出しは女将の手作りのお惣菜で、昨日はほうれん草のゴマあえだった。ほうれん草の新鮮な味とゴマの風味がバランス良くまとまっていておいしかった。
トモさんは以前、近くの新宿会館内にあったスナック阿蘇(てらの向かい)の女将であった。ある日、そろそろ店じまいという時間のてらで飲んでいたら女将が入ってきて、そこで話したのが縁で僕は阿蘇に出入りするようになった。正直、20代の人間が入ってもいいような場所に見えず、おそるおそるドアを開けたが、トモさんが「おー、よう来たな」と歓迎してくれた。行くたびに店のカラオケで「男はつらいよ」を調子に乗って歌った。客の思い通りにはならない接客と女将の料理が楽しみだった。
そんな女将と、若大将の新しいお店が鳥翔である。暖簾をくぐると、「おー、よう来たな」と迎えてくれた。なんだか、地元の祖母の家を訪ねた気分になる。
飲んでいると女将が「シメにマツタケご飯食べるか?」と言ってくれた。何とも心と食指の動く言葉である。豆腐の吸物もつけてくれた。
「日本のマツタケじゃないけどな」ということだが、季節のものを食べれるのは嬉しい。丁寧に作られた事が伝わってくる、おいしいご飯だった。贅沢なシメである。今年になって初めて秋を感じることができた。
ここは女将であるトモさんと息子さん(若大将とでも呼ぼうか)がやっている小さくてとても落ち着けるお店だ。隅々まで掃除が行き届いていて、居心地がいい。
生中500円、瓶ビール600円、焼き鳥一本150円から。その他にもお造りなどの魚系メニューもある。付き出しは女将の手作りのお惣菜で、昨日はほうれん草のゴマあえだった。ほうれん草の新鮮な味とゴマの風味がバランス良くまとまっていておいしかった。
トモさんは以前、近くの新宿会館内にあったスナック阿蘇(てらの向かい)の女将であった。ある日、そろそろ店じまいという時間のてらで飲んでいたら女将が入ってきて、そこで話したのが縁で僕は阿蘇に出入りするようになった。正直、20代の人間が入ってもいいような場所に見えず、おそるおそるドアを開けたが、トモさんが「おー、よう来たな」と歓迎してくれた。行くたびに店のカラオケで「男はつらいよ」を調子に乗って歌った。客の思い通りにはならない接客と女将の料理が楽しみだった。
そんな女将と、若大将の新しいお店が鳥翔である。暖簾をくぐると、「おー、よう来たな」と迎えてくれた。なんだか、地元の祖母の家を訪ねた気分になる。

「日本のマツタケじゃないけどな」ということだが、季節のものを食べれるのは嬉しい。丁寧に作られた事が伝わってくる、おいしいご飯だった。贅沢なシメである。今年になって初めて秋を感じることができた。
2009年09月08日
才

僕がよく行く、四条大宮の立ち飲み居酒屋てらのご主人てらさんは、かつてここで修行されていた。だから才のご主人はてらさんにとり師匠に当たる。てらで飲んでいると、才の話題がよく出たりするのは、そんな関係があるからだ。そこから同店に興味を持ち、時々お邪魔している。
大きな仕事が終わり、ちょっとノンビリしている。つかの間の命の洗濯は、飲んべえならば酒でするものだ。こんな時、才は理想的な洗い場となる。
酒の値段設定は良心的で、アテは豊富だ。しかもこちらも懐に優しい値段である。
ここの卵サラダは「早い・安い・うまい」という三拍子がそのまんま揃った名品だし、焼き鳥もうまい。マグロの中落ちも人気がある。
京都には才やてらをはじめ、魅力に溢れた立ち飲み居酒屋が多い。
2009年09月07日
まだまだ・・・

ただ、相国寺の紅葉に少しだけ色の変化が見られる。
京都に紅葉スポットは多い。しかし、このお寺が隠れた名所であることは意外と知られていないようだ。有名な所には人が大勢集まるが、相国寺の美しい紅葉は通りすがりに人が足を止めるだけで、混雑とは無縁である。そこが素晴らしい。
規模が小さいために派手さはない。けれども、ここでは驚くほど美しい秋の葉が、静かに楽しめるのである。早くその時期になってほしい。
2009年09月06日
なんだよ

この猫にも、趣旨を分かってもらおうと、低めに低めに出た。もう一生懸命だ。
「お願いしますよぉ。怪しいものではないんですよ。お時間は取らせませんので、一枚だけ」
しばらく粘って、先方も少しだけ分かってくれたようだ。
「しょうがねえな」
この写真がその努力の結晶である。
ぶすっとした顔だが、なかなか味のある表情だと思う。
2009年09月04日
串の一休
三条木屋町にある串の一休という居酒屋は串焼きホルモンがおいしいお店だ。後輩の泉(オス、メガネ、アニメ好き)と行ってきた。お店の前で従業員のお姉ちゃんが「いかがですかっ」と元気よく誘ってくれたので、「ここに来るつもりでした」と言いながら暖簾をくぐる。
今、開店2周年のキャンペーンをやっていて、枝豆とピリ辛きゅうりが食べ放題なのが嬉しい。店の中央にある立飲みスペースに置いてあるプレートから取れる。
まずは生中(500)を頼んで、無料枝豆ときゅうりをつつく。メインを待つ間の軽い準備運動といったところである。
ジョッキが空になった頃に、頼んでいた焼きチレ(すい臓)とフク(肺)が来た。一本150円という懐に優しい値段。僕はこの柔らかいチレが大好きで、毎回注文している(泉が撮影)。
ホルモンを食べたらマッコリが飲みたくなる。普段は一杯500円だが、今は300円で飲めるとのこと。
「たくさん飲まはるんやったら、5合で1500円でお出ししてますんで」と店員さんが教えてくれた。それは男としていっとかねば。
目の前にちょっと贅沢な光景が広がった。こんな時、テンションがあがってついニヤけてしまう。
泉が気をきかせて、どこかから一味を取ってきた。くるしゅうない、ホルモンにふりかけよ(手洗いに行っている間に、勝手にピリ辛きゅうりにかけられたりもした。怒ってないよ、全然)。
5合のマッコリは二人で飲むと、あっという間に終わってしまった。もう5合頼もうとしたら「黒豆のマッコリもありますよ」とのこと。普通のよりも香ばしい風味があるらしい。値段は同じ。迷わず注文。色は少しだけ黒みがかっていた。アーモンドみたいな風味があっておいしい。
ホルモンを追加注文してしまう。「上手だな〜」と思ってしまった。
帰りに大将(別の店員さんが教えてくれたところによれば今は違うらしい。他にもお仕事をお持ちなので、そちらがお忙しいのだろうか…。でも他に呼び方を知らないので大将にしておく)と少しだけ会話。すっかりご無沙汰してしまっていたことをお詫びした。忘れているかなと思っていたら、覚えてくださっていた。びっくりである。飲食の人の客に関する記憶力にはしばしば驚かされる。
前にも、二ヶ月ほど時間を空けてふらりと一休に入ったら、この大将が「どうも、お久しぶりです」と声をかけてくれたのだ。よく覚えてましたねというと「前に来て頂いた時に、お客さんがすごく美味しそうに飲まれてたんで、印象に残ってたんです」と言われた。飲んべえとして、そう言われるのは嬉しいような、恥ずかしいような…。
またお邪魔します。
今、開店2周年のキャンペーンをやっていて、枝豆とピリ辛きゅうりが食べ放題なのが嬉しい。店の中央にある立飲みスペースに置いてあるプレートから取れる。
まずは生中(500)を頼んで、無料枝豆ときゅうりをつつく。メインを待つ間の軽い準備運動といったところである。

ホルモンを食べたらマッコリが飲みたくなる。普段は一杯500円だが、今は300円で飲めるとのこと。
「たくさん飲まはるんやったら、5合で1500円でお出ししてますんで」と店員さんが教えてくれた。それは男としていっとかねば。

泉が気をきかせて、どこかから一味を取ってきた。くるしゅうない、ホルモンにふりかけよ(手洗いに行っている間に、勝手にピリ辛きゅうりにかけられたりもした。怒ってないよ、全然)。
5合のマッコリは二人で飲むと、あっという間に終わってしまった。もう5合頼もうとしたら「黒豆のマッコリもありますよ」とのこと。普通のよりも香ばしい風味があるらしい。値段は同じ。迷わず注文。色は少しだけ黒みがかっていた。アーモンドみたいな風味があっておいしい。

帰りに大将(別の店員さんが教えてくれたところによれば今は違うらしい。他にもお仕事をお持ちなので、そちらがお忙しいのだろうか…。でも他に呼び方を知らないので大将にしておく)と少しだけ会話。すっかりご無沙汰してしまっていたことをお詫びした。忘れているかなと思っていたら、覚えてくださっていた。びっくりである。飲食の人の客に関する記憶力にはしばしば驚かされる。
前にも、二ヶ月ほど時間を空けてふらりと一休に入ったら、この大将が「どうも、お久しぶりです」と声をかけてくれたのだ。よく覚えてましたねというと「前に来て頂いた時に、お客さんがすごく美味しそうに飲まれてたんで、印象に残ってたんです」と言われた。飲んべえとして、そう言われるのは嬉しいような、恥ずかしいような…。
またお邪魔します。
2009年09月03日
松の家

かっこいい暖簾である。うどんと生そばと書いてあるが、丼ものや定食もすごい。僕は大学時代に空手サークルに所属していたのだが、そこの先輩にこんなことを言われた。
「松の家で丼ものの大盛りを頼んだら、ハンパねえ量が出てくるぞ。カレー丼がうまいんだけど、俺一回、腹がそんなに減ってねえのに大盛り頼んだらノックアウトされた。ありゃあ箸じゃなくてスプーンで食うもんだな。んで、食うっていうよりは、掘るんだよ。ひたすら掘るんだよ。その感覚が一番しっくり来るな」
この店に来るたびに、その時の会話を思い出す。とても面白く、ある意味豪快な先輩だった。空手の試合の直前に「痛み止めだ」とか言いながら、日本酒を飲むような人だった。よく怒られなかったもんだなと思う。空手は立ち技なのに、練習中によく関節技もかけられた。いい思い出だ。お元気にされているのだろうか。

食べた事のないものをと思い、天肉とじ丼(880円)を注文する。泉はカツ丼を頼んだ。
「大盛りは200円増しなんですね。どうしますか?」と泉が聞いてくるので、僕は昔先輩に言われた「掘るんだよ。ひたすら掘るんだよ」という話をしてやった。ただ、200円払うと1000円を超えてしまうのでやめておいた。
焼肉屋に行くと、天肉というお品書きがある。僕はてっきり天肉とじ丼をその肉を使った「一種の焼肉丼で、それを玉子でとじている」ものだと思い込んでいたのだが、出てきたものはだいぶ違った。
大きなエビ天と牛肉を玉子でとじた一品である。
「予想とまったく違うなぁ・・・」という感想を持つが、おいしそう。
エビ天はずっしりと重く、食べごたえがあった。玉子と牛肉の味付けも好みである。並でもそこそこの量があり、僕は例の先輩の「掘るんだよ。ひたすら掘るんだよ」という声を思い出しながら、箸でご飯をかきこんだ。
食べ終わる頃に、男性が一人入ってきて、間髪入れずに「魚フライ定食っ!」と大声で言って席についた。僕のようにメニュー選びで悩む客もいれば、こんなキレのいい客もいるんだなと思わず吹き出してしまった。
2009年09月01日
好みの味に

初めて行った時はスープの味を濃い目でお願いしたのだが、自分の舌には少々辛かったから次に行く時は味を普通にしてもらおうと書いた。
結局、僕の好みはスープ薄め、脂普通、麺固めに落ち着いたようだ。
「薄め、普通、固め」である。このようにテンポよく注文したい。
ネギ増し(50円)も外せない。紫蔵の白ネギはとてもおいしい。できればチャーシュー麺にして、楽しみたい(写真はチャーシュー麺並のネギ増し)。
2回目に行った時、ふらりとお昼時に入ってきたサラリーマン風の男性に向かってご主人が「いつものでよろしいですか」と聞いていた。いい響きだ。僕もいつかそんな感じで注文をとってもらいたいと思っている。