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散歩中に

朝の散歩は気持ちがいい。
そういえば、最近散歩をしているところを知人に目撃されることが多い。
先日も西院にある才という居酒屋で飲んでいたら、大将が声をかけてくれた。
「2~3週間ほど前に下鴨神社の付近歩いてなかった?」
はて、そうだったかいな。
記憶をたぐれば、確かに心当たりがある。
そうだ。しもがも坦々麺に限定メニューを食べに行った日だ。
ついでに神社を散歩したのだった。
「似とるなーと思いながら、遠かったし人違いかもしれんから声かけへんかったんやけど・・・」
聞けば大将は下鴨エリアにお住まいなのだそうだ。
下鴨から西院って、結構な通勤距離だなぁと思う。
というように、人から「あの時あそこにいたでしょ」といわれることが最近多い。
誰が見てるか分からない。色々と気をつけよう。
2009年09月18日
2009年09月17日
散歩日和

下鴨神社の糺の森を歩いてみた。心地いい。
僕の横を、幼稚園の園児らが「歩こ〜歩こ〜、私は元気ぃ」と、トトロの歌を歌いながら通りすぎた。
小走りだった。
もう随分昔の映画なのに、今の子供も口ずさむのか…。すごい。
そしてその歌声は、晴天の糺の森と、とても相性がいいと思った。
2009年09月12日
2009年09月12日
2009年09月07日
まだまだ・・・

ただ、相国寺の紅葉に少しだけ色の変化が見られる。
京都に紅葉スポットは多い。しかし、このお寺が隠れた名所であることは意外と知られていないようだ。有名な所には人が大勢集まるが、相国寺の美しい紅葉は通りすがりに人が足を止めるだけで、混雑とは無縁である。そこが素晴らしい。
規模が小さいために派手さはない。けれども、ここでは驚くほど美しい秋の葉が、静かに楽しめるのである。早くその時期になってほしい。
2009年09月06日
なんだよ

この猫にも、趣旨を分かってもらおうと、低めに低めに出た。もう一生懸命だ。
「お願いしますよぉ。怪しいものではないんですよ。お時間は取らせませんので、一枚だけ」
しばらく粘って、先方も少しだけ分かってくれたようだ。
「しょうがねえな」
この写真がその努力の結晶である。
ぶすっとした顔だが、なかなか味のある表情だと思う。
2009年08月25日
猫の苦労

僕は京都の街に生息する猫を携帯カメラで撮影して、ちょっとした猫アルバムを作っている。最近はどうも黒猫に縁があるようで、写真が黒々としてきた。そろそろ他の種類も撮りたい。
写真の猫は出町エリアを住み処とする子である。実に人懐っこくて、おいでおいでをするとチョコチョコとやって来る。かわいいとは思うのだが、もう少し人を疑えよとも思う。いつもお腹をなでながら、「それ猫としてどうなんよ?」と言うが、猫は聞いていない。
この黒猫は暑いからか、痩せてしまっている。ゲッソリ、という感じではないのだが、ちゃんと食べているかどうか心配だ。しかも、まだ若い(多分2歳くらい)のに、最近毛に白いものが混じりだした。
白髪である。
猫にも猫なりの苦労があるのだ。
2009年08月22日
ポツリと

「これサビサビだなぁ。走るのか?」
先輩のカクさんが、駐輪してある一台の自転車を指して笑った。確かに気の毒なほどサビサビだ。
「俺、一度チャリを撤去されたことがあるんだよ」
カクさんが言う。
「お前あるか?」
「ありますよ。何年か前、京阪三条駅にあるブックオフで買い物をしていたら、ほんの10分止めてただけなのにやられました」
そんなこと頼んでねーよ、と思わず口に出して言ってしまったのを覚えている。歩行者に気を遣って、頑張って人通りの少ないところに停めた分、余計に悔しかった。
頭くるよなー、とカクさんがだるそうに言う。
「取りに行ったのか?」
「いえ。ボロいチャリでしたし、2000円払わなきゃなんないし」
「こっちが払って欲しいよな」
「そうですね。しかも、場所も遠いですしね。電車で行っても、帰り自転車。そんなに長距離は移動したくないですよ」
小説家の森見登美彦のデビュー作、『太陽の塔』は京都を舞台にした物語である。作中には主人公が、自分の愛車(まなみ号という)が撤去されるたびに保管場所まで行き、2000円を支払って取り戻す様子が描かれているが、僕はそこまでチャリに愛着を持てない。
しかし、他人の行動によってもたらされた損失はとても腹立たしいものである。これは愛着とは関係ない。
この話題はムカつくので、何か他の話題を探そうとしていると、カクさんがポツリと言った。
「上桂って、ひらがなにすると何かヤだよな」
凄い話題の転換である。
かみかつら、か・・・。
くだらないけど、確かにそうだと思った。
2009年08月20日
猫の避暑

8月だから仕方がないが、それでも暑いもんは暑い。
外を歩きたくない。
でも、そうも言っていられない。
なるべく涼しげな道を探して歩く。
今出川にある相国寺には緑が多く、日陰になっている箇所もあるので、気分だけでも清涼感を楽しむことができる。
それにしても暑い。
扇子を出して顔を煽ぐ。
一部の通行人にジロジロと見られた。やはりポロシャツと扇子はあまり合わないのか。
汗が噴き出る。扇子があまり役に立っていないようなのでしまう。
しばらく歩いていると、面白い光景に遭遇した。

尻尾だけ出して・・・。
頭隠して、尻隠さず。
石灯籠の中の空間がちょうど良い大きさのスペースなので、落ち着けるのだろうか。
実家で飼っていた猫も、しょっちゅう尻尾だけ出して棚の下とかに隠れていた。
これが猫なりの避暑なのだろう。
しばらく見ていると、こちらに気づいて振り返り、僕の顔をジッと見つめてきた。
「ここは譲ってやんないぞ」と主張しているらしかったので、立ち去ることにした。
しばらく歩いたところにある自動販売機でサイダーを買おうとしたら、お金だけ取られて商品が出てこなかった。管理しているお店に電話をしたら、面倒くさそうな声をした男の人が出た。事情を説明したら「じゃあ、出るから待ってて」と言われ、しばらくすると面倒くさそうな顔をした中年男性がやって来た。
彼がお金を入れてボタンを押すと、嘘のようにサイダーが出てきた。
ゴトンという音が妙に鮮明に響いた。
男性に手渡されたサイダーを持って、僕はそこから歩き去った。
2009年08月12日
少年と犬

車はもちろん、自転車も禁止。犬はOK。だから散歩をしている人や、犬連れの人が利用している。ベンチも設置されていて、一休みできる。
休憩していると目の前を姉弟らしい子供が横切った。弟はしきりに後ろを気にしている。
何だろう、と見てみると、女性が柴犬を散歩させていた。
どうも弟くんは犬が苦手なようで、後ろのご一行を先に歩かせようという魂胆らしかった。
怖くないよ、と姉がいうけど、弟は「いやや」という。二人は一方の端で犬をやりすごそうとしている。僕は反対側の端のベンチで見守る。
女性と犬が来る。四本足の軽快な足取り、好奇心剥き出しの首ふり、小柄な体、しゅっとした口。
ペスという名前が似合うので、勝手にそう呼ぶことにした。
ペスは姉弟の前で止まった。弟くんはびくついている。
「バウ」とペスが吠える。
「うぉ」と少年がいう。
「これこれ」と飼い主の女性が柴犬をたしなめる。
一人と一匹のつれあいは、そのまま去っていった。
弟くんは「目を合わせたからや」と小さな反省をしていた。
僕は犬の脳天気な尻を見て、「ペスのくせに」と思った。