京つう

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2009年09月18日

巨大ナン

昼にSAMJHANA(サムジャナ)というネパール料理店に行った。
北大路通りを東大路通り方面へと進み、左京郵便局を通り越してほんの少し東に行くと、ネパール国旗をはためかせた同店が見える。

今日は朝から悩んでいた。昼食をカレーにするか、ラーメンにするかで深刻に悩んでいた。なかなか選べない。それだけ悩むなら、カレーラーメンにすればいいという発想は僕にはない。不思議なことに、カレーラーメンは「カレーが食べたい」という気持ちと「ラーメンが食べたい」という気持ちで引き裂かれそうになっている時の最適な解決案にはならないのだ。カレーラーメンはカレーラーメンを心の底から食べたい時に、折衷案的な扱い抜きで食べたい。

昼。
腹を空かせた僕は左京郵便局近くを歩いていた。すぐ近くには京都屈指の麺域である一乗寺がある。そのエリアにきら星の如く並んでいるラーメン店の引力はとても強い。しかし、以前からサムジャナのランチが気になっていた僕は、同店の前で足を止めてメニューを観察していた。するとドアが開いて、ネパール人と思われる店員さんが「どうぞどうぞ」と招いてくれたので、僕は「カレーだな」と思い中に入った。

同店は11時から15時までと、ゆったりとランチタイムが楽しめる。タメルセット(Bランチ)を注文。980円である。30円アップでナンをフルサイズにできると言われ、それをお願いした。カレーは野菜、チキン、マトンの3種類からマトンを選んだ。辛さは激辛に設定。激辛好きとしては期待が膨らむ。一体どんな辛さなんだろう。

最初に出てきたスープを飲みながら待っていると、ランチが運ばれてきた。

巨大ナンそのナンのサイズと来たら、想像以上にでかい。ちょっとしたアイロン台か、関取の肘置きかというくらい大きい。思いっきりプレートからはみ出していて、下にあるチキン、ライス、野菜煮込み的なものなんかが隠れている。こう来たか。

少しずつちぎりながらナンを食べる。なかなか減らない。カレーは激辛とはいうものの、あまり辛くない。中辛といってもいいんじゃないだろうか。日本人の味覚に合わせて、ほどほどの辛さに抑えているのだろう。

でも、そんな遠慮はいらないと思う。辛いのが苦手な人は普通の味をオーダーし、脳震盪を起こすほど辛いのが好きな人は激辛を頼めばいいのだから。そして、激辛を頼んだ日本人に対しては店員さんが不適な笑みを浮かべながら一言断ればいい。

「本当に辛いですよ」

スパイスの本場から来た人がニヤリと笑いながらこんな風に言ったら、ちょっと及び腰になるかもしれない。けれど、一度体験してみたいことではある。誰か言ってくれないかな・・・。

そんなシステムがなくても、僕はこういう日本で営業しているネパール、インド、パキスタン系の料理店では、密かに「裏の辛さ」があるのではないかと想像している。つまり、日本版の激辛と本国版の激辛があり、来店する人によって分けているのではないか。そして、そんな裏事情を知っているカレー通は「本国の激辛で」とかなんとか注文して、ひたすら辛いカレーを楽しんでいるのではなかろうか。そんなことを考えながら、ランチを食べた。カレー自体は食べやすくておいしいと思った。

特筆すべきはチキンである。何このうまさ。肉の絶妙な弾力とほどよいニンニクのきいた味付け。お持ち帰りしたいくらいだった。今度はチキン目当てで行き、ビールを飲みながらひたすら食べたいと思った。

サムジャナのウェブサイト
http://samjhana.ojaru.jp/


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Posted by Tamo at 17:00│Comments(0)グルメ
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