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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年09月09日

鳥翔

鳥翔(とりしょう)は四条大宮駅近くに最近できた居酒屋である。立ち飲み屋のてらが入っている新宿会館からすぐの場所で、錦からも行けるし、大宮通りからも入れるが、どちらかと言えば看板がすぐ見える錦から行った方が分かりやすい。昨日、西院の才と藤で飲んだ後、ふらりと寄ってみた。

ここは女将であるトモさんと息子さん(若大将とでも呼ぼうか)がやっている小さくてとても落ち着けるお店だ。隅々まで掃除が行き届いていて、居心地がいい。

生中500円、瓶ビール600円、焼き鳥一本150円から。その他にもお造りなどの魚系メニューもある。付き出しは女将の手作りのお惣菜で、昨日はほうれん草のゴマあえだった。ほうれん草の新鮮な味とゴマの風味がバランス良くまとまっていておいしかった。

トモさんは以前、近くの新宿会館内にあったスナック阿蘇(てらの向かい)の女将であった。ある日、そろそろ店じまいという時間のてらで飲んでいたら女将が入ってきて、そこで話したのが縁で僕は阿蘇に出入りするようになった。正直、20代の人間が入ってもいいような場所に見えず、おそるおそるドアを開けたが、トモさんが「おー、よう来たな」と歓迎してくれた。行くたびに店のカラオケで「男はつらいよ」を調子に乗って歌った。客の思い通りにはならない接客と女将の料理が楽しみだった。

そんな女将と、若大将の新しいお店が鳥翔である。暖簾をくぐると、「おー、よう来たな」と迎えてくれた。なんだか、地元の祖母の家を訪ねた気分になる。

飲んでいると女将が「シメにマツタケご飯食べるか?」と言ってくれた。何とも心と食指の動く言葉である。豆腐の吸物もつけてくれた。

「日本のマツタケじゃないけどな」ということだが、季節のものを食べれるのは嬉しい。丁寧に作られた事が伝わってくる、おいしいご飯だった。贅沢なシメである。今年になって初めて秋を感じることができた。
  


Posted by Tamo at 18:51Comments(0)酒と肴